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オガワカズヒロ

ベンチャーの定義

  • 2012年01月31日 11:40
  • written by hiro

スタートアップで働くということがどのようなものなのかを論じる前に、まずはベンチャーというものが何を意味するのかを考えなくてはならないかもしれません。ベンチャー企業とは何でしょう。数人から数十人の小規模な企業体という意味であれば、いわゆる自営業や中小企業と何が違うのでしょうか。

ベンチャーと自営業または中小企業との差異は、大きく分けて三つあります。まず一つ目は拡大戦略を描いているかどうか、です。自営業も中小企業も基本的に本能的な目標は「生き残る」ことであり、できるだけ長い間事業の存続を目指すというものです。それ自体はベンチャー企業も変わりませんが、ベンチャーでは事業の存続以上に成長を目指し、拡大を続けようとするDNAを持っているものです。まとめてみれば、中小企業は存続、ベンチャーは成長というDNAを持つ企業体であると言えるでしょう。

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2012年、ソーシャルメディアからある種の距離を置きつつ、ソーシャルメディア周辺サービス作りにどっぷり浸る。

  • 2012年01月06日 13:32
  • written by kazu

2012年、始動です。

といってももう6日ですが、年末年始はこもって2012年飛躍のための道具をいろいろと仕込んでいました。

年末年始というと、年間の総括や今年の動向予測等がメディア上にたくさんアップされます。僕としても当然それらについては頭の中でグルグルと描きつつ、その描いたものについては自らの仕事を主体として体現していくことを第一義にしたいな、と思っています。

それを前提に、2012年のソーシャルメディア界隈でビジネスをしていく者として、ここではちょっとばかり概念的な思いを述べてみます。

それは、

「ソーシャルメディアを極めて客観視しながら、ソーシャルメディアにまつわるビジネスを展開したい」

ということです。

 つまり、ソーシャルメディアからある種の距離を置きたいな、と。ソーシャルメディア界隈でビジネスをしていながら、そこから距離を置くとは逆説のようですが、ソーシャルメディアに偏った視点を持ちすぎると本質的なソーシャルメディアの取扱ができなくなると常々感じているからこその表現です。

この世界にいると、どうしてもソーシャルメディアのパワーを必要以上に感受してしまいます(そして、そのパワーは実際偉大であることは間違いないと思っています)。

一方、例えば日本におけるFacebookユーザー数は昨年終盤で500万人を超えたところで対人口比では4%程度、対インターネット人口比でも5%程度の普及率です。Facebookのみでリーチできるボリュームは、昨年締めた時点ではまださほど多くはありません(あくまでもユーザーの性質論等をさておいての、ボリュームだけに限った話ですが)。そもそも、ソーシャルメディアとたいして関わらずに生きている人々などたくさんいます。また、Facebookmixi内でアカウントやページを開設することそのものだけで、ソーシャルメディアマーケティングにはなりません。そして、いいね!を押されることが、100%つながりや支持そのものなのだとも思えません。

ソーシャルメディアというものに大いなる可能性を感じているだけに、あえてそういうことを踏まえてソーシャルメディアに対峙する必要があるのだと考えている訳です。

2012年は、日本でもFacebookユーザーが相応の数まで増加を続けるはずですし、それを活用したマーケティングも「よくできたページを設けました」「ただ、いいね!の数を集めました」という域を抜け出した好事例も増えてくると思います(というより、自らが作らねばと)。EC領域においても、ソーシャルメディアを介して生まれる消費が昨年よりはかなり具体的に形作られると考えています。そして、魅力的なソーシャル系サービスの新しい誕生と既存サービスの様々な革新が交差し、ますますアクティブな2012年のソーシャルメディア界隈になるに違いありません。

今年も一年、宜しくお願いします。
kazu

 

Google+はプロダクトではなくプロジェクト

  • 2011年12月25日 10:18
  • written by hiro
メリークリスマス^^。今年はIT業界でもいろいろありましたが、僕はGoogleが激しく自社の改革に取り組み始めた事実に注目しています。それはGoogle+による自社のソーシャル化プロジェクトです。

Google+は、GoogleがFacebook対抗として作り上げたとされる新しいソーシャルネットワークサービスです。Google自身の公式な発表では、全世界に4000万ユーザー(米国の調査会社comScoreによれば6000万人以上)を集めており、集客速度は鈍っていると思われるも成長は止まっていません。米国ではテレビ広告でGoogle+の宣伝を積極的に行っているし、日本ではAKB48のメンバー全員を引き込んでのプロモーション開始に成功しています。


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やがて「いいね!」も数から質へ

  • 2011年12月04日 01:05
  • written by kazu

今年もあっという間に最終月となりました。

 

そんな今年の、インターネット界隈の最たるトピックはFacebookでした。

世界中で席巻し続けているFacebook、今年は日本でも着実にユーザーを拡大し、「Facebookのある生活」が多くの人々に浸透し始めました。

僕らが「Facebookマーケティング」という本を書いていた頃(昨年の暮れ~年初)は、“Facebookって日本でも本当に使われるの?”という疑念に対する見解をしばしば求められていました。最近に至っては、その手のことを問われることがほとんどなくなったことを考えると、ようやくその疑念も払拭されてきたということでしょう(2007年当初、“スマートフォンなんて日本で広まらないよ”と少なからずの人が言っていたこと同様、大きな変化に対する疑念先行は付き物ですね、つくづく)。

 

そのFacebookの肝は何といっても「いいね!」という、シンプル極まりないコミュニケーション機能です。世界を席巻するサービスとしてはいささか拍子抜けするくらいシンプルなこの機能がどれほど重要機能であるかということは、実際にFacebookを利用するユーザーであれば合点がいくでしょう。

 

あらゆる投稿に対して「いいね!」という意思表示を万能化することの難しさはあるにせよ(「いいね!」するには相応しくない投稿内容も多々ある訳です)、「いいね!」という善意的表現にほぼ絞ったコミュニケーションを成立させる新しい社会(ソーシャルメディア)は人々を魅了しました。Facebookに投稿し「いいね!」されるコミュニケーションの簡便性と喜びは、ブログやTwitterへの投稿では得難い類いのものがあります。また、現実の生活の中では、自分が発した言葉に対してFacebook内ほど多くの善意的表現を寄せられることも滅多にない、そのような体感が人々をFacebookへと引き寄せたのです。とにかくFacebookの中は、善意的な意思表示のやりとりで覆い尽くされ、その側面ではある種の居心地の良さを提供しています。

 

またマーケティングという観点では、Facebookページを立ち上げ、そこに「いいね!」を集めるということに熱が入り始めた一年でした。「いいね!」を大量に獲得したページというだけで注目もされるため、何はともあれまずは「いいね!」を獲得することありきの一年であったかもしれません。

 

もちろん、Facebookマーケティングの初動としては、まずはFacebookページを立ち上げ、「いいね!」を獲得するというアプローチ自体は間違ってはいません(というより、それがなければ始まらない面もある訳です)。しかし、Facebookページに「いいね!」をされたからといって、それがイコールロイヤルユーザーと化す訳ではないし、実際にそのページで紹介する物やサービスを買ってくれるユーザーという訳でもない。もしかしたらその候補者と言える人が含まれているかもしれないけれど、そうとも限らない。さほど「いいね!」と思われていなくても、何となく押されたものもあるかもしれない。「いいね!」をしてくれたユーザーのニュースフィードでページの投稿が拾われるとも限らないし、「いいね!」をしてくれたユーザーが二度と訪問してくれないかもしれない。

 

とは言え、今年はあくまでもFacebookをマーケティングに活用するというスタートラインに乗っかるフェイズ(ページを持ち、「いいね!」を集める)だったとすれば、それはそれで価値あり、と思います。そして今年はまだ幕開けみたいなものなので、これからこのスタートラインに乗ろうという企業や人はもっともっと増え続けるでしょう。

 

しかしやがてスタートラインに乗っかるフェイズが熟してくると、その後は「いいね!」の意味へのもっと深い思慮が働き始める気がします。それはつまり、形骸的な「いいね!」の価値が薄れ(疑われ)、本当の「いいね!」を得るために必要な思慮です。前者は「いいね!」の物理的数量を得るためのテクニックだとすれば、後者は質を伴った「いいね!」を得るための思慮です。マーケティングという観点でも、後者をいかに得られるかこそが重要になると考えます。ソーシャルメディア経由のコマースのコンバージョンを考えるに当たっても、消費につながる「いいね!」は、すなわち後者の「いいね!」が該当するはずです。

 

やがて「いいね!」も数から質へ、そこに企業や人がフォーカスする時がくると思っています。

-kazu

mixiページはどうなったのか?

  • 2011年11月26日 23:09
  • written by hiro
オガワカズヒロとしては、ソーシャルメディアマーケティングには、ソーシャルメディアミックスという考え方が重要であると思っています。
つまり、Facebookページ、Twitter、Blogなど、複数のソーシャルメディアを、それぞれの特性に応じた使い方を考えながら組み合わせて、トラフィックの最大化と デスティネーションへの流入を図るというコンセプトです。

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